フィルターとは
FXの本を多数読んでいるとフィルターって聞いたことないですか?私はパンパーローリングの本を沢山読むのですが、フィルターという言葉はテクニカルトレードの本で良く出てきます。自分の言葉で訳すとフィルターというのは相場の状況がベア・ブル・レンジのどれなのかを示す数字だと思います。トレードは主観で行います。ですが、一方で客観の情報を様々な指標で判断していくのも必要です。それがトレードでもっとも重要な再現性を高める要素の一つだと思うからです。つまり、フィルターはトレードを行う際に一番最初に確認する要素だと思います。ブレイクアウトの手法で、ベア相場なのにロング入るのおかしいですよね?ベア相場なら、ショートです。大事なのはどのタイミングでショートで入るかです。
私の使うフィルター
具体的に私の使うフィルターを説明します。私はEMAを使います。指標平滑移動平均線ですね。RSIや様々な指標がある中で、私がEMAを使用する理由は私のエントリー手法がブレイクアウト手法を使うからEMAを使います。なので、トレンドを早く見抜くEMAを使用します。EMAを3本用意します。
- 短期 25本
- 中期 75本
- 長期 200本

3本用意して、トレンドの強さと弱さをみるんですか?
強さと弱さを見ますが、3本のEMAをスコア化します。具体的には下記の通りです。上、中、下はEMAの位置です。
上 長期
中 短期
下 中期
スコア:1点
上 短期
中 長期
下 短期
スコア:2点
上 短期
中 中期
下 長期
スコア:3
上 中期
中 短期
下 長期
スコア:-1点
上 中期
中 長期
下 短期
スコア:-2点
上 長期
中 中期
下 短期
スコア:-3点
それぞれのEMAの位置でスコア化します。そして、15分足、1時間足、4時間足、日足の4つのチャートの合算スコアで相場状況見ます。
実際のチャートで見てみましょう。これは今日の今のチャートです。
2020年7月31日 22時00分のチャート AUDJPY
15分足:スコア+3
1時間足:スコア-3
4時間足:スコア+3
日足:スコア+3
合計スコア:9
これはブル相場です。スコアで相場を見ます。相場は下記の3種類です。
- ブル相場 スコア:6点~10点
- ベア相場 スコア:-6点~ー10点
- レンジ相場 スコア:-12~-11、-5~+5、+11~+12
なので、上記のAUDJPYではロングで入るのが私の手法です。これは独自で編み出した手法なので、どの本にも書いてませんが、様々な本を読み、実体験として、チャートを見てきた経験から、大体相場自体の読みは間違いないと思います。重要なので、エントリータイミングです。ロングで入ると決めていても、上手く、ブレイクアウトしたタイミングや、押し目でエントリーできなければ、損失を出します。しかし、自分の軸となるエントリーがロング or ショート見極めれば、次はタイミングを計るだけです。
まとめ
FX相場は単純です。ロング、ショートを決める。エントリーとエグジットのタイミングを決める。その差が利益になるのか。損失になるかという事です。なので、ロング、ショートを決めるのは非常に大事です。それを決めるのはフィルターです。フィルターを通して、相場を見て、トレンドを読む。しかし、一番大事なのはエントリーとエグジットを決めることです。エントリーとエグジットを決めて、ロットを決める。フィルターをトレードシナリオを考え時に一番最初に考えるなくてはならないステップです。
次回、ブレイクアウトの手法で最も大事なネックラインの引き方を整理したいと思います。ちなみに私はネックラインではなく、ネックベルトと呼んでいます。詳しくはネックベルトブレイクアウト方法として、お話したいと思います。
ちなみに上記のチャートの結果は下記の通りになりました。
15分足:40pipsは取れるチャートですね。赤線がネックラインですが、次回せつめいします。
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